国宝松本城

市民に愛され、城好きが憧れ、世界中から観光客が集まる松本市のシンボル。
五重六層の大天守は、文禄2~3(1593~1594)年に建てられたとされます。

【現存天守12城のひとつ】
江戸時代以前からの天守で現存するのは12城。中でも五重の天守があるのは松本城と姫路城だけです。

現存天守12城……弘前城(青森県)松本城(長野県)丸岡城(福井県)犬山城(愛知県)彦根城(滋賀県)姫路城(兵庫県)松江城(島根県)備中松山城(岡山県)丸亀城(香川県)伊予松山城(愛媛県)宇和島城(愛媛県)高知城(高知県)

【美しさのポイント】
●日本アルプスを借景に、雄大な景色の中にたたずむ平城の天守
松本城は平城(平地に築かれた城)。 平山城(平野の中にある山や丘陵に築城された城)が多い、他の現存天守のお城とは違った眺めを楽しめます。
日本アルプスの山々を借景として、堀に姿を写す天守は絶景です。 特に晩秋~春、冠雪の山々と松本城の組み合わせは見事。

●黒と白のコントラスト
天守の壁は下部が黒の漆塗りの板で覆われ、上部は白の漆喰で塗られています。
漆塗りの黒と漆喰の白、その対比が生み出す美しさは絶妙です。

※松本城=烏城ではない※
姫路城=白鷺城のように、黒漆の色から松本城=烏城と呼ぶ人がいますが、これは正しくないそうです。
古来の文献に松本城を烏城と呼んだ記述はなく、「松本城の別名は烏城ではない」というのが松本城管理事務所の公式見解とのことです。

概要
【ポイント】
①大天守の建設は安土桃山時代、400年以上の歴史を持つ名城
②日本アルプスを借景に、お城と自然の美しい景色
③「ザ・セレクトン松本」より最寄りの入口まで徒歩3分程度、お泊まりの方は是非!